おもしろコラム1月号2024
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/.  --,付近、つまり、富士山の中腹辺りの高度に当たります。また、高層天気図に描かれているのは等高度線だけではなく、観測地点の気温や風向・風速、湿度なども表現され    1月号-16  ています。そこで、500hPa面での気温が30℃以下になると、おおむね「寒気」と呼ばれます。500hPa面といえば、高度はおよそ5000m。エベレストの中腹くらいに当たります。真冬の寒気はもあるのですよ!ジェット気流は、300hPa面、高度約1万m、国際線旅客機が飛ぶくらいの高度で吹いている強い風です。高層天気図には他の特殊な気象要素が描かれたものが、他にもたくさんあります。こうやって立体的に見た大気の要素をコンピュ-タにかけ、日々の天気予報は発表されているのです。(気象予報士・小説家 絵:吉田たつちか)20090145℃以下になることチャーリー

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