おもしろコラム1月号2024
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目見ただけで人を石にしてしまうほど恐ろしいと言われたものでした。ペルセウスがメデューサを退治したとき、その血が地面に染みこんで、翼の生えた馬となり、それをペガサス(天馬)と呼びペルセウスはそれに乗って空を駆けているときに岩場に縛られた美少女を見つけたのです。ペルセウスはアンドロメダに近づいて、どうしてそんなところに縛られているのかと尋ね、アンドロメダにそのいきさつを知らされました。そうしているうちに遠くの海からはゴーっという轟音とともに真っ黒で大きな、赤い口と尖った白い歯を見せた蛇が迫ってきつつありました。するとペルセウスは、ペガサスを巧みに操りながらその怪獣に剣を何度も突き立て、とうとうその蛇を退治することに成功しました。それを見て喜んだアンドロメダの両親たちはペルセウスに感謝し、アンドロメダと結婚することになりました。冬の夜空では、カシオペヤとアンドロメダ、そしてペルセウスとペガサスが、それぞれお互いにとってなくてはならないもののように寄り添って見ることができます。     (気象予報士・小説家 チャーリー絵:吉田たつちか)201001/.   1月号-9

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