おもしろコラム5月号
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引き金になる事がわかってきています。私の薬局でも、口内炎がやたらと出来て、なかなか治らない症状の後に乳がんを発症された方や、舌に灰色っぽい苔が生えて味がよくわからなくなり、口腔カンジダと診断された方が、しばらくして胃がんがみつかったという例は非常に多いです。そして逆に、口腔内の手当てをしたら、胃腸がスッキリした、お通じがとてもよくなった、アレルギーやアトピーが改善されたという例もとても多いですので、そのコツをお話したいと思います。歯磨き粉は、さんごくん歯磨きを使います。この歯磨き粉は、サンゴの吸着力で、歯の表面の汚れをはじめ、ばい    5月号-114  菌やウイルスなども吸着除去してくれるのが、他の歯磨き粉(研磨剤)とは全く違うところです。(1)食後や寝る前に、丁寧に歯磨きしてください(2)入浴時に、人差し指にさんごくんを第一関節まで出して、歯茎にまんべなく塗り、小さな円を描くようにマッサージしてください(3)さらに、口腔内の筋肉を人差し指の先で外へ外へ押してみて、痛みがあれば痛くなくなるまで押します。こうすることで、交感神経の過緊張を確認する事が出来、筋肉の痛みがとれれば自然に副交感神経へのスイッチが入り、治癒力が高まります。普段から正しい姿勢をしている人は、口腔内筋肉の痛みはありません。(4)さらに花粉や黄砂にアレルギーがある方、ウイルス感染が心配な方は、さんごくん歯磨きを鼻腔に塗り、1分ほどしてから洗い流すか、ふき取る事で鼻粘膜の異物吸着も行うことが出来て、とてもスッキリします。      (薬剤師・国際中医師・国際薬膳師    高田理恵絵:吉田たつちか)202204/-   

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