おもしろコラム5月号
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する前の海水浴風景。日本は元々、銭湯でも混浴だったくらいですから、それほど裸に対する抵抗はなかったのでしょうが。)で、見れば、沖には、確かに軍艦が左から右へと走っており、おじさんが怒鳴って20秒も経たぬうち、海面が異様に盛り上がったかと思うと、轟音とともに防波堤に当たり、 華厳の滝のような飛沫を上げて砕け散ったのを見て、おじさんは、「な、言った通りだろ。俺、海軍にいたから知ってんだ」と自慢げに言ったと。鳴ちっなたみとに。、女四二方人をと海はに腰囲巻まきれだたけ海で洋上国半日身本はで真すっが裸、の実、は若、い日お本母でさのん海と水女浴のと子い。(うこ習れ慣がは、、まそだれ水ほ着どと古いいう話物でがは普あり及    5月号-146  -          (小説家 ません。もちろん、夏に体を冷やす目的や、皮膚病対策などで海に入る人たちはいたようですが、本格的に「海水浴場」なるものが出来たのは明治以降。政府が国民の健康のために奨励したからだと。それでも当初はなかなか定着せず、海水浴場が出来た際には警察トップの海水浴奨励談話を掲載してもらうなど、新聞で一大キャンペーンを張り、男女を別にする対策をするなど、苦心したものの、結局、オープン当日には、女性は子供の付き添いのお母さんが岸から見ているだけだったとか。池田平太郎)202305

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