おもしろコラム5月号
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とであろうと理解する。断とは、いらない物を断つ・買わないということで、100円ショップ好きの私などは、はなからペケである。捨は文字どおり、いらないものを捨てることである。前述の食器類は、昨年末に、昔、高級料亭旅館の板長をやっていた人が亡くなったので、奥さんが捨てたもののようだ。離は、物への執着から離れることで、これは、自分の性格では、簡単に実行出来る。もう、着る機会のなくなった背広のズボンは、農作業用に使っているし、特に買いたいものは、安い調理用具以外、最近、ほとんどなくなった。断捨離の類似の言葉で、「整理整頓」というのがある。人員整理などとつなげて使うことでわかるように、整理とはいらなくなったものを捨てることである。そして、整頓とは、使い終わったら、その物があった場所に戻すことである。ところが、最近、この、元に戻すというのが、難しくなってきた。途中、他の行動をはさむと、きっと忘れて元にもどらないで、物を探し回るはめになる。 「終活」という言葉も最近、話題になっている。人生の終わりをより良いものとするため、事前に準備を行うことで、遺言書、お墓などのほか、前述した不要なものを捨てることも大切になってくる。整理整頓の新しいシステムがキングジムから新発売され、話題になっている。箱を開けなくてもスマートフォンなどの情報端末で中身が確認できる収納ボックス 「ニュートラルボックス」だ。使い方は、「ニュートラルボックス」に3桁のタグ番号を書き込み、その番号をアプリ「DGITALTAG」に入力し、箱の中身を撮影・登録するだけ。後ほどアプリで番号を入力すると、箱のふたを開けなくても、中身を写真で確認することができるというもの。これまで、透明BOXなどに入れたり、エクセルなど駆使して、内容物が分るデーターベースを作ってみたりしたが、いまいち長続きしなかったが、これならば、整理整頓しながら、BOXに入れ、これを積み上げておいても、必5月号-149  I     

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