おもしろコラム5月号
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③常に見なれぬ鳥の來て軒遠からぬ樹に鳴し時④心をおかぬ友どちと笑ひかたりて腹をよるとき⑤晝寝せしまに庭ぬらしふりたる雨をさめてしる時⑥庭にうゑたる春秋の花のさかりにあへる時ーーーーーーなど。これに倣って小生も詠んでみた。・たのしみは種蒔かぬのに朝顔の芽を見つけし時・たのしみは場末の店で美人女将と残る時福井市では、貧しさの中にあっても心豊かに生きていた曙覧の世界に学び、生活の中で感じた身近な楽しみを詠んだ歌(「たのしみは・・・」で始まり「・・・とき」で終わる短歌)を「平成独楽吟」として募集している。(第22回の募集は終了。今年度は(23回)は10月に募集開始の予定。平成六年に、天皇皇后両陛下が訪米された際、当時のクリントン大統領が歓迎スピーチの締めくくりに『独楽吟』の「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」を引用して、「日米両国民の友好の心の中に、一日一日新たな日とともに、確「実たにの新ししみいは花」がの咲代くわこりとにを「期う待れすしるき」はと」述とべしたたこ連と作かもらい、い再かびも脚。5月号-151光を浴びた。    

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