おもしろコラム5月号
21/183

5月と言えば、「さつき晴れ」、「風薫る5月」、そんなことばをとっさに連想される方も多いでしょう。しかし、その穏やかでさわやかなイメージとは裏腹になかなか油断できない時期なんですよ!特に農業をされている方は、「5月の遅霜」に注意が必要です。 「星がたくさん見えるときは冷え込む」というお天気のことわざを聞いたことはないでしょうか? 「放射冷却現象」と言って、雲のない夜に、地表付近の熱が空気中に逃げ出してしまう現象のせいなのです。逆に雲が出ている夜は、地面と雲とが熱を反射し合って暖め合うために地表の気温はさほど下がらないのです。(掛け布団と敷布団のイメージです)ついでに言いますと、霜の出やすい条件は同時に霧も発生しやすい条件なので、霧にも注意しましょう!また、雲がないということは、太陽が出てから気温が上がりやすいということですので、日中は暑くなることが多いです。もう一点、5月の天気で重要なことがあります。それは「メイストー冬場の方がよく使う表現です。これは        油断できない5月の天気          5月号-20  

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る