おもしろコラム5月号
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●世界でも独特の日本のお茶●日本文化とお茶  されない日本のお茶ですが、いえいえとんでもない! 特であり、日本文化も日本の食文化もお茶を無くしては語れないほど重要なものなのです。く飲まれているのが紅茶。これは完全発酵茶です。中国をはじめ日本でも好まれているウーロン茶は半発酵茶。そして日本の緑茶は不発酵茶であり、世界的にみても少数派でかなり珍しいお茶なのです。 の貴族のみで庶民には広まりませんでした。種子を持ち帰り、喫茶の効能や習慣を広めた人がいました。禅宗の一派である臨済宗の開祖「栄西」です。私たち日本人にとって、あまりにも一般的であり食文化的にもあまり注目まずは日本茶がなぜ世界でも独特なのかといいますと、世界でもっとも多日本にお茶が入ってきたのは、奈良時代から平安時代の初期。しかし一部やがて時代は武士が支配する鎌倉時代。一人のお坊さんが中国からお茶の5月号-53日本茶は世界でも独        ちょっとお茶でも…   

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