おもしろコラム5月号
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茶を楽しむための質素なものであるのに対して『会席料理』は酒を楽しむものですから、宴席や饗応に使われた豪華なものになります。結婚式などの正式料理として出される会席料理は、公家たちの宴席料理であった本膳料理の流れを汲んでいますが、この会席料理が成立したのは江戸時代中期から後期にかけての時代でした。江戸時代は、庶民がのびのびし出すと武士が「改革」と     “”““””や“”“”称するとした時代と言い出すと、贅をつくした料理もまた倹約の対象となるため発達を止めねばなりません。なんだかバブル時代に似ていますね。会席料理は「寛政の改革」を行なった松平定信という老倹約令を出したのですがそのに料理が発達し、政治家が美食グルメブーム庶民がのびのび改革倹約が来たのと        日本料理を代表するものに、『会席料理』いうものがあります。『本膳料理』の流れを汲むもので、『懐石料理』が、庶民も楽しんだ会席料理    5月号-58  

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