おもしろコラム5月号
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韓国の焼肉は豚肉がメインれたタレをつけて食べるという違いがあります。朝鮮半島の焼肉は、いまでは『ノビアニ』ではなく『プルコギ』(韓国語で焼肉という意味、そのままですね)と言うのですが、この『プルコギ』という言葉は1945年以前の辞書ではみられないものであり、『プルコギ』は、タレに漬け込んだお肉を焼き、さらにお肉を小皿に入れたタレをつけて食べる方法。そして1945年は昭和20年つまり終戦の年です。どうやら、在日韓国・朝鮮の人たちが、日本でタレをつける方法を作り出し、戦後になって朝鮮半島に逆輸入されたもののようです。よって韓国では、日本からやってきたタレをつける焼肉を『日式焼肉』といいます。さらに違いをいえば後述するようにお肉は日本では牛肉がメイン、韓国では豚   肉が中心。焼き方は、韓国ではお店の人が焼いてくれますが、日本ではお客が自ら焼くやり方。お肉のサイズは韓国式だと大きくて、ハサミなどで切りますが、日本はひとくちサイズと、いろいろと違いがあり、世界的に見ると、日本の焼肉と韓国の焼肉は別の料理と見ているようですね。  さきほど、ちらりと述べたように、日本の焼肉は牛肉が中心ですが、韓国の焼肉は豚肉がメイン。韓国の焼肉屋さんでは牛肉を置いていないところもあるく5月号-73

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