おもしろコラム8月号2024
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宇垣一成という人物をご存じでしょうか?慶応4年(1868年)、備前国(現岡山県)にて農家の5人兄弟の末子として誕生、陸軍士官学校、陸軍大学校を経て、何度も総理大臣候補に推された人物・・・という経歴からは、頭がカミソリのように切れ、血も涙もないようなエリート軍人・・・だというふうに想像しがちですが、実際には、若い頃は決して出世が早いほうではなく「鈍垣」などとあだ名されるほどであったとか。実際、彼が頭角を現したのは戦闘や作戦などの軍人にとっての花形部門ではなく、「軍政」においてだったといいます。私も、この宇垣一成という人物に対しては、陸軍省課長時代の大正2年(1913年)、第一次山本権兵衛内閣において軍部大臣現役制廃止・・・、つまり、「内閣の陸海軍大臣は現役武官でなければならない」となっていた物を「予備役」・・・つまり、「OBまでOKよ」としようとした昭和12年(1937年)に自身に組閣の大命が下ったときは、今度は、  兵と卒との違いに知る因果応報の軍人・宇垣一成の実像そときのに手怪腕文を書おまそでればたら現ま役い中て堅強軍行人にらこにれよにっ反て対、しそてのお「き軍な部が大ら臣、現そ役の武後官、8月号-109     

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