歳をとってから始める商売は小商いがいい、商売に失敗して再起するには八百屋がいいと昔からいわれています。どちらも小資本で始められ、リスクが少ないからです。定年退職者が大量に生れています。慣れない商売に手を 8月号-128 出して大切な退職金を失ってしまったという話をよく聞きます。特に大手企業に勤めていた人にその傾向が強いようです。実は、組織の中にいたからこそ人が動いていたのに、自分の実力で動かしていたと錯覚しがちです。また、街の商店主や町工場の経営者は、それほど、能力も頭もないのに、そこそこの商売をやっている。自分のキャリヤや頭の良さをもってすれば、もっと上手くやれるはずだというのも、大きな勘違いです。そんな能力が本当にある人は、ヘッドハンティングされているハズです。そんなわけで、老後を気軽に過ごす「小商いのススメ」 小商いのススメ
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