夏が来るたびに、夏バテになるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。何かと疲れやすいこの時期には、赤身魚が役にたちます。魚は、身の色によって赤身魚と白身魚に大別されることはよくご存知だと思いますが、なぜそのような差があるのでしょうか。それは、ズバリ筋肉に質的な違いがあるからです。筋肉は、働きの違う2種類の筋肉があり、長距離走のような持続運動に適した赤筋(遅筋)と短距離走などのように瞬発的な力を発揮するときに使用される白筋(速筋)に分かれます。マグロやカツオなどの回遊魚はゆったりと泳ぎ続けるので赤筋が発達し、ヒラメやタイのような近海魚は、ちょこまかと泳ぐ夏バテには赤身魚第2章 食のコラム 8 月号 -33
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