また、コロナ禍を経てテレワークや中食(なかしょく:家で食べるが外で買う)が増えたことも、消費量の波を生みやすくしています。農業政策の観点では、若手就農者支援やスマート農業の導入が鍵を握るでしょう。政府も「食料安全保障」の視点から、米作りの支援を強化していくと見られます。コメは単なる食料ではありません。日本の景色、文化、季節の行事の中に、いつもお米があります。食料自給率が低いと言われる日本ですが、主食のコメはほぼ自給率100%でした。「米が足りない」というニュースには、単なる物価の問題以上の、どこか不安を感じてしまうのは、そんな日本の食文化とコメという背景があるからかもしれません。もしかしたら私たちは、日本の食文化が大きく変化する時代を生きているのかもしれませんね。(巨椋修(おぐらおさむ):食文化研究所絵:吉田たつちか)202508/-第2章 食のコラム ●ごはんがくれる安心8 月号 -65
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