おもしろコラム 巨椋 修
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時代が激動するとき食文化も激動するジュースやコーラに代表される清涼飲料水は最初、天然の炭酸飲料がはじまりとされています。清涼飲料水として売られるようになった最初は、17世紀にレモン水もしくは炭酸飲料にレモン果汁、砂糖やはちみつを混ぜた『レモネード」が最初。日本の清涼飲料水は江戸時代に、お水に砂糖を入れたものを『冷や水』として売っていたといいます。現在の清涼飲料水の代表格『コカコーラ』は、19世紀末のアメリカ。開発したのは薬剤師で最初は薬として売られていました。初期のコカコーラには麻薬のコカインの原料が入っており、うつ病などの薬として売られていました。(当然、現在は麻薬の原料は入っていません)ペプシ・コーラも最初は胃腸の薬として開発されたもの。飲み物の文化もいろいろあって面白いですね。       時代が変化するとき私たちが食べるものも変化します。世界を見ると、例えばフランス革命が起こったことで、宮廷料理人が職を失いパリの街で食堂をはじめました。これがレストランのはじまりです。日本において大きな食文化の変化は、明治維新で西洋や中国の料理が入ってきます。もうひとつは太平洋戦争での食文化を激変させた明治維新、太平洋戦争、もうひとつは128       

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