おもしろコラム 巨椋 修
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ち たちは経験的に蕎麦が脚気予防になると知り、好んで食べるようになったといいます。元々、お餅もは関東も関西も丸餅でした。しかし徳川家康が江戸を首都とすると、江戸は急激に人工が増えやがて当時としては世界最大の都市となります。さて、そんなに多い人口でお餅をついて丸めるのは時間がかかってしまう、いっそ平たく伸ばして包丁でカットしたほうが合理的。また江戸は将軍家のお膝もと、武士の町でもありましたから「敵をのす」という勇ましい言葉からものし餅が好まれたという説もあります。  明治になって日本は欧米諸国と付き合うようになりました。そして明治時代になってから日本人は牛肉を食べるようになるのですが、最初は外国人が中心。ヨーロッパの船は上海や香港を経由し、神戸に寄ってから横浜に入港します。神戸に寄ったときに外国人はさまホント ホント 関東のお餅が四角いのは江戸の人口が多かったから神戸牛は横浜で有名になった175

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