おもしろコラム 巨椋 修
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ニワトリものがたり     日本人は年間約330個の玉子を食べるそうです。ほぼ一日一個近くを食べているわけですね。玉子には、食物繊維とビタミンC以外すべての栄養素を含んでいる完全食。日本人はたんぱく質が足りないと言われているのですが、そのたんぱく質を大量に含んでおり、しかも低糖質といった、ありがたい食べ物といえるでしょう。かつては玉子の摂りすぎるとコレステロールが高くなるから、1日1個以上は食べちゃダメと言われていましたが、いまでは玉子とコレステロールは関係ないとされ、1日5個以上毎日食べても問題ないという研究もあるようです。さて、「もし1日2ドルという問いに対して、マイクロソフトの共同設立者で個人資産世界一のビル・ゲイツは次のように答えました。「ニワトリを飼いましょう」と…… アフリカなど貧困に苦しむ家族が、数羽のニワトリを飼うとそこからヒヨコを育て、数十羽に増やすことができる。成長したニワトリは1羽5ドルで売れ、玉子で栄養も摂れる。そして貧困の最低ラインである年収700ド約7万3000円※ル()() ()          人類がニワトリを飼うようになったのは8000年前とも4000年前とも言われています。原種は東南アジアにいた野鶏を飼いならして、全人類に広まっていったようです。約210円で暮らさなければいけないとしたら、どのように生活の質を改善させるか?」を上回る1000ドル約10万4000円を1年間で得ることができるようになると。233

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