がやってくるおそれがあるため、遊べないように折って捨てた。などという話しがあります。他にも割り箸を使用後に折るのは自分の霊が宿った箸をそのままにしておくと他人にが “”使われたとき自分の魂が穢けれることをおそれての行為と思われます。箸と同様に自分の口をつける茶碗なども家族でそれぞれ自分用のものがあるのですが、これも同様の理由で他人が口をつけると穢れるという隠れた信仰心から出たものなのでしょう。日本人は無宗教と思われがちですが、こんなところに宗教心があるとは、ほとんど気が付いていないのでしょうね。 割り箸は江戸時代後期に出てきたものですが、まだ誰も使っていない清潔な箸を、使い捨てにするというものが、日本人の穢れの信仰心と合致して広まっていったのでしょう。275
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