おもしろコラム 巨椋 修
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馳ち走そとは、走り回ること。これが、客が来 う  から始まったとされています。それが食事前に「いただきます」となったのは、学校教育がはじまってから。おそらく大正時代か昭和の初期あたりに学校でお弁当を食べるときに、食べ物に関わってくれたすべての人たち、食べ物を与えてくれた神様に感謝の意をしめすために、「いただきます」「ごちそうさま」をいうようになったようです。それが戦後になってさらに徹底していったと考えるのが良さそうです。そして「ごちそうさま」は、漢字で書くと「ご馳走様」た時に、美味しいものを食べさせたいと、いろいろなところを走り回って、食べ物を持ってきて「おもてなし」をしてくれたという感謝の気持ちから「ごちそうさまでした」となったのです。281

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