おもしろコラム 巨椋 修
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日本独特? ネバネバぬるぬる食品駄菓子は大手のお菓子メーカーだけではなく、小さな町工場のものもたくさんあります。そういうところでは、懐かしい駄菓子を作っているのですが、ご多聞に漏れず後継者不足で工場を締めざるを得ないところも多いと聞きます。時代の流れは止められませんが、ちょっと残念な気がします。たかが駄菓子というなかれ、子どもには子どもの食文化があります。これからも駄菓子がなくなることはないでしょう。いまの子どもたちが大人になったとき「ああ、このお菓子子どもの頃によく食べてた。懐かしいー」というときがくるのでしょうね。     海外暮らしが長い人がときどきいうのが「ネバネバした食べ物を白いご飯の上に乗せて食べたい」そう、海外にはあまり、あるいはほとんどネバネバぬるぬるした食べ物がありません。日本はどうか……納豆、山イモ、長イモ、里イモ、オクラ、メカブ、 モズクととてもたくさんの種類があります。そしてそのどれ日本はネバネバぬるぬる食品が豊富294         21世紀、 、平成の駄菓子屋は子どもだけでなく大人も食指を動かす場となったのです。

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