おもしろコラム 巨椋 修
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  アメリカの食文化や美容を気にするものとなりました。いまや日本女性の8人に1人が痩せすぎで、終戦直後よりカロリー摂取量が低いそうです。その一方で糖尿病とその予備軍は2000万人以上であったりもします。そういった人たちを狙って、悪質な健康食品会社や成分がはっきりしないサプリを販売する会社も後を絶ちません。高齢化ということもあり、これからますます食と健康への関心は強くなってくることでしょう。ちょっと注意してほしいのは、世間に健康情報が溢れ「●●を食べるとある病気に効果的」などといったマスコミ情報を鵜呑みにし、そればかり食べたり、その成分が入ったサプリを大量に摂取したりして、かえって健康を害してしまう人がいることです。100年後に「21世紀前半の食文化は健康や美容を気にするあまり、偏った食生活や健康食品を食べすぎて、健康を害する人が増えた」などと言われないようにしたいものです。健康的な食事は結局バランスのいい食事なんですから。  移民の国アメリカの食文化303    

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