photo俳句第14集
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-75-  曽我兄弟無念に果てる虎が雨虎が雨=俳句の夏の季語に「虎が雨(とらがあめ)」という言葉があるが、旧暦の5月28日に降る雨に後世の人びとが虎御前の悲しみを重ねたもの。この日は曾我兄弟の仇討ち決行の日であり、祐成の命日に当たる。この雨は祐成の死を悲しんだ虎御前の流す涙が雨となって降り注ぐものとされ、曾我の雨、虎が涙ともいう。元来、5月28日には少量でも雨が降ると伝えられており、それに仇討ち決行が大雨の中で行われたこと、曽我物においての虎御前の貞女な様が涙雨を呼び起こすことなどと結び付けられたものと考えられている。(wikipedia)

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