TEBRA通信 2020年5月号
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*1タイヤ空気圧警報ECU/受信機*2 タイヤ空気圧警報バルブ  /送信機*3タイヤ空気圧警報ランプ*4 メインボデーECU *5タイヤ空気圧警報リセット  スイッチ*6 スキッドコントロール  コンピュータ*7 スピードセンサ *a フロント側 ◎間接式TPMSは、前頁のリセット作業実施後、問題が無けれ  ば空気圧警告灯は消灯しますが、直接式TPMSの場合は空気圧  警報バルブ/送信機のIDコードの登録設定を行う必要  があります。尚、受信側の空気圧警報ECUを交換した場合  も同作業を行います。IDコード(例:217C413、215C222、  215B5F6、216B267)登録は、必ず外部故障診断機で登録設  定作業を行います。7桁のIDコードは空気圧警報バルブに書 かれています。◎タイヤ空気圧警報バルブ(送信機)の電池交換は基本的に行え ません。(一部車両のバルブキャップ式は交換可能)電池が無 くなった場合は、TPMSを本体毎交換し、再登録する必要があ ります。「ID切替機能」がある車両は、登録済みのIDを過去  履歴で約4~5回分登録が可能です。「ID切替機能」が無い車  両は、登録完了後は以前の登録IDは全て消去されます。◎タイヤ空気圧警報バルブ(送信機)を装着する際は、タイヤとホイールをセット(組み 込む)する前に登録及び初期化作業を終えておかなければなりません。セット後は、ID 登録番号を確認することが出来ないので、セットする事前にID登録番号を控えておき 故障診断機に入力しておきます。タイヤチェンジャーにセットする際は、ビート部がタ イヤ空気圧警報バルブ(送信機)に干渉しないように注意します。◎スバル車は、TPMSのリセット及び登録機能は備えておりませんが、  4 本のタイヤのいずれかの空気圧が著しく低下したまま走行してい る時に「AWDランプ」が点滅します。点滅時は、タイヤ空気圧を 規定圧調整又はタイヤ本体の点検を行って下さい。(間接式TPMS)◎タイヤ空気圧警報システムの義務化は、現在日本では法規制は行われておりません。 米国では2007年に施行、2012年には欧州でも法規化されています。(米国、欧州で発 売されている日本車は装着)国内では、近年発売のトヨタ車等にも標準装着が進んでお り、今後は装着車の増加・普及が予想されます。(日本市場の法規化は現在検討中) アフターマーケット市場では、「後付け(直接式)TPMS」を車種別に装着可能です。  装着の際は、ID登録設定、初期化設定、軸位置識別等の作業が同様に必要となります。▪トヨタ:カムリ(AVV50型)の例▪2

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