TEBRA通信8月号
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例360±30gヴィッツ(P13系)①エスティマ(R5系)750±50g②③N-BOX(JF1・2系)320±25g④オデッセイ(RB3・4系)700~750g1車種基準値泡消え点からの補充量 充填量が、搭載エンジン・生産年式・車体形状等で変わる車種は、本文の「備考部」にその旨を表記しています。シングル/デュアル、搭載コンプレッサーの区分で冷媒ガス充填量等の数値が変わる場合も同様です。 また、リヤA/C装着車は下記の点にもご注意下さい。 リヤA/C装着車はエアコン配管が長いため、ジョイント部分のOリングやエバポレータ、コンデンサー等からガス漏れのリスクが高くなります。最終点検で、リークテストを行い冷媒量不足でないことを確認して下さい。100g200g50~100g50~100g▪本書について▪ 収録内容及び注意点について 本書は、国産車(軽自動車・乗用車・小型トラック)のエアコン冷媒充填量(g)、コンプレッサーオイル総量(ml)、コンプレッサーオイルの種類を車種別にまとめた書籍です。 また、「参考資料」として国産車と同内容で輸入車データも収録致しました。輸入車データは、弊社編集部の独自調査ですので「参考資料」としてご活用下さい。輸入車入庫時は、エンジンルーム貼付けの「エアコンデータ表記のコーションラベル」で、実車の冷媒ガス充填量等をご確認下さい。<冷媒充填量について> 冷媒充填量は、真空引き作業後の充填量(基準値)を示します。基準値からの許容差(例:±50)が分かる車両は許容差も表記しています。 トヨタ&ホンダの一部車両は、泡消え点からの冷媒充填量も本文「備考」部に表記しました。これは、サブクール式コンデンサー車種の場合、フロンガスを充填する際に次の注意が必要となります。従来のレシーバサイクルの場合は、レシーバに装備された「サイトグラス」から見えるガスの泡が消えた時点が冷房能力安定域でした。しかし、サブクールサイクルでは泡消え点が冷房能力安定域の状態にならず、従来方法のサイトグラスから見える泡が消えた時点で充填を終了すると「充填不足」になってしまいます。 よって、基準値から泡が消えた時点で指定された補充量を充填しないと適正量に達しませんので注意が必要となるからです。

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