TEBRA通信8月号
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2メーカー車種名型式生産時期冷媒充填量①GWP(CO2)の割合が小さい  (GWP:CO2=1)  GWP:地球温暖化係数 ②大気開放が可能③燃焼性がある(可燃性ガス)④売値額が現状ではまだ高価トヨタ日 産ホンダマツダスバルクラウンノートN-WGNMX-30レヴォーグ大気中に於けるCO2/二酸化炭素の割合が小さい ▪HFC-134a:GWP 1,430       ➡ ▪HFC-1234yf:GWP 1フロンラベルのランクも最高ランクの「S」評価GWP(CO2)が小さいので、フロン排出抑制法に規定するフロン類に該当しない。よって、リサイクル法に基づく回収義務の対象とならない。燃焼性がごく僅かあるので、高圧ガス保安上の特定不活性ガスに該当する。大気放出を行う際は、火気・引火性のある場所等を避け、風通しの良いところで少量ずつ放出する。HFC-134a/1缶の売値相場は大体1,500円前後であるが、HFC-1234yf/1缶の売値相場は30,000万前後と現状ではまだ高額の売値状態。ARS220平成30年6月~E13令和2年11月~JH3・4令和元年7月~DR令和2年10月~455~505VN5令和2年11月~600±30450±25310±25375±25▪HFO - 1234yf(R1234yf)採用の国産車(例)▪▪HFO - 1234yf(R1234yf)の特徴▪<新冷媒充填/HFO-1234yfについて> 自動車冷媒は、CFC-12(R12:特定フロン)が80年代~90年代初期まで使用されていました。その後、オゾン層破壊の環境問題の観点から90年代中期~現在まで、HFC-134a(R134a:代替フロン)に切り替わり現在も主流となっています。 しかし、HFC-134a(R134a:代替フロン)も地球温暖化係数の観点から視ると温室効果ガスが高いため、温暖化係数が更に小さい新冷媒が求められていました。そこで、近年登場したのがHFO-1234yf(R1234yf)です。 HFO-1234yf(R1234yf)は、輸入車の一部車両に指定されていましたが、近年は国産車の新型車にも順次採用(充填)が開始されています。

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