TEBRA通信11月号
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※4当社製品による実験では、4kgの錘を吊り下げ、コードの屈曲を15万回繰り返すことで、断線する程度の保護力を持っていた1602)コードの断線について①電源コードの根元近くの断線 これはよく見られる症状です。屈曲による断線から保護するためにコードホルダーが取り付けてありますが、これにも何度も強い屈曲を与える(※4)と損傷してしまいます。 片付ける時にはボデー本体に巻かずに、コードと別に巻くのが一番です。しかし、ボデーに巻かなくてはならない場合には、強く引っ張って巻き始めず、巻き始めを少し弛ませてボデーに巻くと、メイングリップの出口に強いテンションが掛からなくなり、断線しにくくなります。3)カーボンブラシの摩耗と交換に関して①ブラシが高速で回転する整流子(コンミ)との接触で減摩し、正しく接触しなくなると、テールカバーの辺りからバリバリと音がする これはブラシが少しずつ欠け、火花となって焼ける音がするためです。そのほか、ポリッシャーの力が弱くなったと感じたり、動いたり動かなかったりする場合には、ブラシキャップを外して、カーボンブラシを点検してください。 ブラシホルダーが汚れている場合には、ホルダーの中を自由にブラシが動かないことがありますので、ホルダーの内側を綿棒などで清掃してください。また、カーボンブラシが減っている場合は交換してください。カーボンブラシの交換は作業者自身で行えます。②スピンドルへの巻き込みについて スピンドルシャフトにコードを巻き込む事故も多く見られます。 作業時、コードが垂れてポリッシャーの回転部に接触しないように肩にかけてください。③その他の断線 コンセントからプラグを抜く時、ポリッシャーを地面に置く時のやさしさ、置いたままコードを引っ張って移動させないなど、基本的にはていねいな取り扱いがポリッシャーを長持ちさせる秘訣になります。

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