TEBRA通信11月号
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作業実例58アンダークリヤー1回目。口径は1.4mm、エア圧は0.15MPa、吐出量は全閉から3回転、パターンは2回転と少し。ゆっくり肌を見ながら全体に薄く塗布する。この時のガン距離はパネルから約20cm少し間を空けてからアンダークリヤーの2回目を塗布するカラーベース1回目。使用するスプレーガンはセンターカップ・サイドカップ兼用だが、センターカップ式で塗装する。口径は1.6mm、エア圧は0.15MPa、吐出量とパターンは全閉から 1+3/4回転。ガン距離は約20cm、パターンの重ね幅は3/4程度。捨て吹きはせず、ゆっくりと塗り肌を見ながらガンを動かし、ウエット気味に塗り込むアンダークリヤーがペーパー傷の中まで浸透したのを確認してからエアブローで乾燥を促進するアンダークリヤーは、遅乾型に密着力が高まるように独自でブレンドしたものアンダークリヤー塗布の目的は、パテおよびプラサフで下地処理した補修個所のハジキなど塗装トラブルの確認。この段階でハジキが出ていれば、すぐさま再補修に移る。また、塗料の密着力を高め、色のトマリも良くする使用する塗料の濃度が高いため、捨て吹きするとその肌が残り、メタルムラが出ることがある。先にアンダークリヤーを塗布してハジキが出ないことを確認しているので、ハジキ止めを目的とする捨て吹きの工程を省く

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