TEBRA通信11月号
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 ※車両制御履歴を消去すると記憶している履歴項目がすべて消去される。④GTSの表示に従って車両制御履歴を消去する。◎ アクセル・ブレーキペダル操作に関係なく、定速取り回し時における衝突回避、または衝突被害の軽減に寄与するシステム。前後進行方向にある壁など障害物を検知している場合、発進時にエンジン出力/ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。車載センサーを前後8つにすることで検出範囲を拡げている。◎ 駆動力抑制制御作動中やブレーキ制御作動中、マルチインフォメーションディスプレイ、マルチディスプレイ(*アドバンストパーク装着車)およびヘッドアップディスプレイ(*ヘッドアップディスプレイ装着車)にウォーニング表示を行い、メータブザーを吹鳴することでドライバーに作動状態を報知する。 ①クリアランスウォーニングコンピュータASSYの交換・脱着。 ②ウルトラソニックセンサの交換・脱着。 ③ サスペンション、足廻り部品(サスペンションアーム、スプリング、ショックアブソーバー)の脱着・交換を行ったとき。 ④フロントバンパASSYの交換・脱着。 ⑤リヤバンパASSYの交換・脱着。 ⑥ ブラインドスポットモニタセンサの交換。◎ システムを正しく作動させるためウルトラソニックセンサ、ブラインドスポットモニタセンサについて、以下のことを守ること。センサが正しく作動せず思わぬ事故につながるおそれがあり危険である。 ①改造・分解・塗装などをしない。 ②純正品以外に交換しない。 ③ウルトラソニックセンサに傷をつけたりせずに、常にきれいにしておく。  ④ブラインドスポットモニタセンサ周辺のバンパーは常にきれいにしておく。 ⑤ ブラインドスポットモニタセンサ周辺のバンパーへの強い衝撃を避ける。センサの位置や向きが少しでもずれると、車両を正しく検知できなくなったり、システムが正常に作動しないおそれがある。 ⑥ ブラインドスポットモニタセンサやブラインドスポットモニタセンサ周辺のバンパーにステッカー(透明なものを含む)やアルミテープなどを貼らない◎ 車高や車の傾きが変化すると、ウルトラソニックセンサが障害物を正しく感知できなくなり、システムが作動しなくなったり、不要に作動してしまう場合があるため、サスペンションの改造はしない。◎ ウルトラソニックセンサ周辺に衝撃を受けたときは、ウルトラソニックセンサの故障などにより装置が正常に作動しなくなっているおそれがある。◎ 高圧洗車機を使用して洗車するときは、ウルトラソニックセンサ部に直接水をあてない。強い水圧により衝撃が加わり、正常に作動しなくなるおそれがある。◎ スチームを使用した洗車機などで洗車するときは、スチームをウルトラソニックセンサ部に近づけすぎないこと。スチームにより正常に作動しなくなるおそれがある。キングサポートブレーキシステムが正常に作動しない可能性がある。-26-1.システム概要◎ 低速(車速約10km/h未満)で走行しているとき、またはシフトポジションが“R”のときに、フロント/リヤバンパに配置された各超音波センサ(ウルトラソニックセンサ)を用いて、車両コーナ部や車両前方、後方および側方(※)にある静止物の有無とおおよその距離の検知を行う“クリアランスソナーシステム”を採用し、仕様に応じて設定している。(*アドバンストパーク装着車)2.注意点および角度登録が必要となるケース◎ 下に示す作業を実施した場合、ウルトラソニックセンサの角度測定および角度登録を行わなければ、パーインテリジェントクリアランスソナー

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