TEBRA通信3月号
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PART1PART2PART37ホルダー(ソケットの一種)第3図 各部品の端子同士をつなぎやすくするための部品が準備されている。ソケットやコネクターなどである。それらを使って乾電池と豆電球の端子をつなぐとこのようになる。ただし豆電球は点きっ放しになるソケットコネクター第4図 豆電球を点けたい時は、コネクターを全部つないでやれば良い。また、消したい時はコネクターをどれか一つ外せば良い。ただし、実際の自動車でそれをするのは無理である実際には 現実には、配線以外に何も使わないで第1図のように乾電池と豆電球の端子をつなぎ合わせることは困難です。したがって、両者を簡単につなぎ合わせる部品が用意されています。その部品を使い、乾電池と豆電球をつなぐと第3図のようになります。乾電池や豆電球の端子に直接つなぐ部品は「ソケット」などと称されています。ソケットにも端子が設けられていて、乾電池や豆電球の端子とソケットの端子を簡単に接触させる構造上の工夫(ネジやスナップ)がなされています。 また、ソケットの端子には乾電池と豆電球の端子同士をつなぐための配線が取り付けられています。その配線の端末には、配線と配線を簡単につなぐことができるように工夫した構造の「コネクター」という部品が装着されています。つまりコネクターもソケットと同じで、相手の端子と直接触れる端子があり、その端子に配線がつながれた構造になっています。よって、ソケットをコネクターと称しているケースもあります。さらに 実際の電気装置には、さらに欠かせない部品があります。それは「スイッチ」です。スイッチは乾電池の端子と豆電球の端子をつないだ状態にしたり、つながらない状態にしたりする部品です。なぜスイッチが必要かというと、豆電球を点けっ放しではなく、点けたり消したりしたいからです。 消したい時は乾電池か豆電球または配線のいずれかの端子を離し、点けたい時はつなげば良いのです(第4図)。しかし現実には、その作業をするのは無理です。感電するかも知れません。また、何度も繰り返して切り離したりつないだりすると、コネクターやソケットが壊れてしまいます。そして、何よりも面倒です。これらのマイナス点を一挙に解決するのがスイッチです。PART1 電気・電子の基礎知識

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