おもしろコラム1月号2024
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⑥胸脇部や脇腹に痛みを伴い易い何故こんな症状に?ただの冷え腹なら・・・ザーと下り、その後はスッキリ、温めれば回復します。胃腸風邪なら・・・吐き下しや発熱があり、症状が激烈で比較的早く治まります。なので、そういう類のものではありません。この症状は、いくつかの要因が重なっています。   (1)この夏の長引く暑さにより、冷たい物や素麺などを多食して、胃腸が弱り冷え切っているところ、気候による寒さの邪気が中に入った(2)さらに、油物や甘いものなどを食べ過ぎることで、腸内の環境が悪くなり、吸収能力が落ちている(3)ここまでなら、下って終わりですが、ここに何らかのストレス(肝欝)が入ることで、腸の動きが止まりガスが生じて痛みが出ます。腸内の便が密と疎の状態になるので1回でスッキリ排泄されません。肝熱により湿熱となるので軟便と臭いを伴い渋り腹(寒湿の邪と湿熱の邪とで営衛不和・自律神経の失調が生じる)そこでこの場合は、冷えをとる+食べ物に注意して腸内免疫を回復させる+原因になるストレスを解決し、気の巡りを回復させる事が必要です。①梅干と昆布のお粥、韮と鮭のお粥など、お腹を温める食事と、ユ    1月号-102  

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