おもしろコラム1月号2024
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         「三国峠をダイナマイトでふっ飛ばせば新潟に雪は降らない。そしてその土を日本海に運んで佐渡と陸繋ぎにしよう」これは、言うまでもなく、故田中角栄元総理の、初立候補の折の発言ですが、このことの現実性は別にして、私は政治家とはこういうふうに、たえず、国民に「具体的な形」で訴えていくべきものだと思うんです。マキャベリは「民衆は抽象的なことには判断能力を有さないが具体的なことには割と的確な判断をくだす」と言いましたが、だからこそ政治家と名が付く立場の人たちがやるべきは、「どうせ言ってもわからないんだから、愚民に説明しても無駄」・・・ではなく(最近は随分、マシになってきましたよね。)、争点を極めて具体的な形にして国民に提示してやるべきだと思うのです。つまり、そこまでが民主主義国家に置ける政治家の仕事だ・・・と。吉田茂元総理の「戦争に負けて外交に勝つ」などは、それほど、具体的な形を有しているわけではないものの、敗戦にうちひしがれていた国民をハッとさせるには充分だったと思われ、その意味では、「具体的」な範疇に入れても良いものだろうと思います。(岸信介元総理の「日米新時代」なども、その是非はともかく、その類に入れて良いでしょうか。)逆に、池田勇人元総理の「所得倍増」などというのは一見、わかりやすそうに見えて、いざ、じゃあ、どうやったら俺たちの所得が倍になるの?という点では極めて曖昧模糊としており、それでは国民に提示する上では具体的なも以外の何ものでもない)のこだのっ点たでと、は小言泉い純難一い郎で元し総ょ理うの。(やさりらかにた、を村「山小富泉市劇元場総型理」のな「ど人とにい優うし、い単政な治る」・奇術・、・詐な術どのに類至いっだてとは言、わもんうば、か曖り昧1月号-125具体的に国民に提示する能力     

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