おもしろコラム1月号2024
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(あるいは西方)から張り出してきます。が、この非常に冷たく乾燥した冬将軍に対して、日本海は暖流の流れ込む、温泉のようなものなのです。日本海があることで、大陸と、日本列島の日本海側、さらには太平洋側との気候に大きな違いができるのです。冬将軍が比較的暖かい日本海を通るとき、下は暖かく上が冷たいという立体構造になります。すると冷たい空気の方が重いので、下にもぐり込もうとします。これが「対流現象」で、これのときに積乱雲の列が発生し、気象衛星画像に見られる「筋状の雲」ができるのです。しかしこれも、日本列島を南北に貫く脊梁山脈を越えるときに雪を降らせると同時に水蒸気を落とし切ってしまうので、太平洋側では乾燥した晴れのお天気が続くことになるのです。     (文:気象予報士         冬と天気と日本海近年地球の温暖化がが年々進み、年々冬も暖かくなっているとのこと。それでも天気図では、ちゃんと「冬の顔」を確認することができるようになってきました。冷暖房の効き目で体感したことがあると思いますが、暖かい空気は軽いので上に浮かび、冷たい空気は重いので沈みまテレす。ビな冬ど場のの天大気陸予の冷報でえ天込気み図はとを見てもると厳、し西いのも大の陸でにすは。「冬冬場将の軍大」と陸呼にば溜れまるっ高てで気圧き(たシ冷ベたリいア空高気気の圧塊)がが、あこりのま高す気。1月号-13チャーリー絵:吉田たつちか)20071/.     

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