おもしろコラム1月号2024
149/176

        一般に、「話し上手より聞き上手」と言われます。この点で、誰だったか明治期の人の回想記において、「話し上手であるけれど、同時に、聞き上手・・・という人は、意外と少ない」というものがありました。なるほど、「雄弁は銀、沈黙は金」と言いますが、確かに金銀併せ持っている人というのは、周囲を見回しても、そう多くはないようにも思います。(私の取引先にも、来訪してくるるのはいいけど、延々と話し続けて、著しく業務に支障が出る人がいますが、そういう人は、話すばかりで落ち着いて人の話を聞くことをしませんよね。)その意味で、この明治人は、その、数少ない、「話し上手にして聞き上手」の両方を持った人の代表として、福澤諭吉を上げておりましたが、この、「金」と「銀」の兼ね合いこそ、現代の日本人に求められる物ではないでしょうか。最近、よく、国際化時代に置いて、外国、特に、アメリカ人やラテン系の人などから、「日本人は自己主張がなさすぎる」というような指摘があります。先日も、フランス在住経験がある、知り合いの女性と話していたところ、彼女が居たのは、フランスはフランスでも、南仏だったようで、向こうの人たちは、映画「トスカーナの休日」などでも見られるように、うかうかとは道も歩けないほどに「礼儀として口説いてくる」のだそうです。だから逆に、日本人男性と結婚して日本にきたフランス人ので友も人、なそどんはな、こまとっ言たわくれ、た声っをて掛、けこらちれとならいはの、「で雄、「弁私はっ銀て沈、黙そはれ金ほ」どとにか魅、「力武が士なはい片の頬か三」年と」(落ち武込士んはで、し三ま年うに・・一・1月号-149のだとか。話し上手より聞き上手       

元のページ  ../index.html#149

このブックを見る