おもしろコラム1月号2024
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と、もう怪我どころの騒ぎではなかったでしょう。私が子供の頃も、その辺はまだ名残があったようで、近所の子供を殴ったり突き落としたり、逆に、頭にレンガを落とされたり・・・いくら相手が悪かろうと、「おまえが悪い!」と自分の子供を叱りました。互いに自分ちの子供を叱りあうことで、コミュニティの中で大人同士が気まずい関係にならないように・・・という配慮があったのでしょうが、皆、それを決して「暗黙の了解」などという物ではなく、「常識」としてやっていました。対して、最近では子供が近所の公園なんかで喧嘩になると、親が学校に怒鳴りこみ社会問題になるとか。そこまで考えて、長谷川町子さんの「サザエさん」の一コマを思い出しました。あるとき、磯野家の末娘・ワカメちゃんが、男の子から、あまりにひどい怪我をさせられて帰ってきて、さすがにこれは、ちと、「親に注意したほうが・・・」ということになったのですが、一家のしょうが、その中で、当時の子供たちは、隣町の子供なたんちてとこ、ともはうち、「ょ抗く争ち」ょとく言あっりてまいしいたよよう。なた激だし、我い々喧の嘩頃をはし、親たりは、、    1月号-154  近所の子供を蜂の巣の木の下に縛りつけたり・・・というようなことをやっているんですね。翁よりも少し下になるうちの父たちも、線路を挟んで隣町の子供と石合戦をやった・・・などという話も聞きますので、さすがにこうなる   

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