おもしろコラム1月号2024
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 “”     のどから衰える生き物なのです」と西山耳鼻咽喉科        誤嚥防止にカラオケスナック高齢女性が寿司屋でたこ握りを食べて誤嚥(ごえん)、死去した話題が小生の住んでいる村で話題になっている。寿司屋には特に責任はないが、田舎のこと、あることないこと尾ひれがついて伝播する。寿司屋はお気の毒としか言いようがない。消費者庁でも「御注意ください、高齢者の窒息事故!」と警鐘を鳴らしている。平成19年から平成28年までの「人口動態調査」において、「誤嚥等の不慮の窒息」による事故は、高齢者の「不慮の事故」の中で最も死亡者数が多く、このうち約半数を「気道閉塞を生じた食物の誤嚥」が占めているという。特に正月は餅による窒息事故が多発するため、注意が必要だとしている。<餅による窒息事故を防ぐために>①餅は小さく切っておく②餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉を潤しておく③餅はよくかんで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込むと懇切ていねいに解説している。加齢と共にかむ力や飲み込む力は衰え、食品による窒息事故のリスクは高まる。誤嚥防止に「カラオケ」が効果があるといわれる。「『医院嚥理下事』『長発の声西』山『耕呼一吸郎』医と師いはう著、書ののど中ので3う大っ機た能えは、い命にずかれかもわ生る命の維ど持のと衰深えくをか防かぐわカりギまとすな。る年の齢が「とと喉も頭に挙の上ど筋の群機」、1月号-169能が衰えると生活が難しくなり、健康長寿を妨げる。人間は

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