おもしろコラム1月号2024
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        後期高齢者である家人が26年ぶりに始めたスナック、多くの人に持続できるか不安視されたが気が付けば一周年を無事迎えることができた。感染症の中で始めたが、飲食店を対象にした助成金のおかげも大きい。田舎のスナックの売上など知れたもので、過分の助成金額であった。コロナ禍が収まりそうもないので、再び、助成金をひそかに、期待している経営者も少なくないが、当面は国政選挙もないだろうから、期待は的外れだ。一周年を記念して「コロナ助成金還元キャンペーン」として、ボトル1本3千円割引券を配したチラシを制作し、新聞折り込みにて配布した。4千円のウイスキーが千円で、3千5百円の焼酎ボトルキープは5百円(一人1本1回限り)で提供した。 Aさんのボトルが空いたので、次は通常料金だというと、では、友人のボトルを出してほしいと嘆願する。キッパリ断ると、親友のだからいいと粘る。再度、断ると、怒って店を出ていってしまった。その後、店のボトル棚に「トラブル回避のため、理由の如何を問わず他人のキープボトルを提供することは出来ません。」と印刷した紙を貼った。スナックでのトラブルで多いのがボトルに関わるものだ。自分のボトルがまだ残っているはずだとか、量が少なくなっているのではないかとのクレームだ。先日も、リゾートマンションの住民で日頃から金持ち自慢をしていたWさんが、新たに入れたばかりの筈だがと、キープボトルの量が減っていることに怒っている。ママが、彼のお金にあやかろうとする取り巻きの一人である***さんたちがWさんのボトルを出してといわれたので、先日、出したというと、残った焼酎を捨てて新しく入れてという。理屈としてはWさんの言い分の方が正しい。本人の了解確認をせずに、他の人に供するのはだめだ。喧嘩のススメ        1月号-172  

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