おもしろコラム1月号2024
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    「沢の水が厚く凍る」、末候「鶏が卵を産み始める」くらいの数の季語が「新年」という季節にあるんですよ!一月の二十四節気は、まず五日、「小寒(しょうかん)」から始まります。いわゆる「寒の入り」ですね。初候「芹(せり)がよく育つ」次候「地中で凍った水が動き始める」、末候「雉(きじ)が鳴き始める。芹と言うと春の七草の筆頭ですね。「七草粥(ななくさがゆ)」ももろん新年の季語ですよ。次に二十日、「大寒(たいかん)」。「一年で最も寒い時期」という意味です。現代とは少しズレがあるかもしれません。二月が一番寒いですよね。でも大寒は初候「ふきとうがつぼみを出す」、次候と進みます。もうお正月ムードはなくなっていま        1月の天気さて新しい一年の始まりです。俳句の世界では、「新年」という季節があり、それに合わせた季語があります。「初詣で」「初日の出」「鏡餅」などなど。にぎやかでおめでたいことばがたくさん並んでいます。ほかの季節と同じ    1月号-4  

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