おもしろコラム1月号2024
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●お好み焼きは東京下町生まれ●天ぷらもステーキもお好み焼き?        お好み焼きは東京生まれ 『大阪名物お好み焼き』、はいこれは間違いではありません。ところがお好み焼きの発祥は大阪ではないのです。意外なことにお好み焼きは東京下町生まれなのです。お好み焼きは、元々江戸時代の『文字焼き』から発達しました。文字焼きとは、鉄板に小麦粉などを水で溶いたもので文字や絵を書いて焼くお菓子。江戸時代は屋台で、子ども相手に売っていたもの。さてこの文字焼き、モジ焼きと聞いて何か思い当たりませんか? モジ焼き、またの発音をモンジ焼き。もうお判りでしょう。『モジ焼き』→『モンジ焼き』→『モンジャ焼き』そう、江戸時代の駄菓子、文字焼きから東京下町名物もんじゃ焼きに発達していくのです。文字焼きは一方でもんじゃ焼きに。一方でお好み焼きに枝分かれしていったのでした。大正時代のお好み焼きの屋台メニューには、なんと天ぷらやビーフステーキ、寄せ鍋、寿司なんてものがあります。子ども相手の駄菓子ですから、もちろん本物ではありません。水で溶いた小麦粉を薄く鉄板に塗る。そこに天ぷらなりステーキなりの、味付けをしたり、それっぽいものを乗せたりしウスターソースや醤油、あるいは黒蜜などを塗っ        1月号-44  

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