おもしろコラム1月号2024
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ナヨしていることが富の現われだったといいます。女性だったら柳腰のナヨっとした女性。男性も細くていかにも優男的なのが豊かさの現われ。これは『労働をしないので体に筋肉などが付かない=豊かさ』ということなのだそうな。それが現在では『豊かな人=自分の体形に気をつかい、なおかつスポーツジム等にいける経済的余裕がある』となったという説もあります。実際厚生労働省の調査でも低所得者ほど肥満の傾向があるそうです。昔は太った女性が豊の現われ、いまは女性だけでなく男性も…、つらいなあ…、もう少し私もダイエットを続けるとしますか。とほほ…確かに食糧が余っている先進国において『太っている人=自己管理ができないだらしない人』という太りがちな体質の人には可哀そうな烙印が押されてしまうことがあるようです。実際のところ、低所得者ほど肥満率が高くなる傾向があります。厚生労働省の調査によると「肥満者の割合は男女とも低所得層のほうが高い傾向にあり年収600万円以上の男性の肥満率は256%であるのに対し、年収200万円未満の低所得者388%と132ポイントの差がある」 「低所得世帯は高所得世帯に比べて、肉や野菜の摂取が少なく、穀物の摂取が多く、栄養バランスが取れていない」とのこと。貧困層ほどハンバーガーなどジャンクな食べ物、カロリーが高く栄養が低いものでお腹を満たしがちということな1月号-55のでしょう。 ...    ●低所得者ほど肥満が多い?

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