おもしろコラム1月号2024
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130個。人類にとって鶏はなくてはならないものになっています。   鶏が神の使いから世界で最も食べられている肉になるまで私たち人類がいま一番食べている肉は、1位鶏肉、2位は僅差で豚肉、3位が牛肉だそうです。今回はそんな鶏にスポットを当ててみましょう。世界的大富豪のビル・ゲイツさんは「1日2ドルで暮らす貧困層に、鶏を支援する」とおっしゃったそうな。その理由は、鶏は育てるのが簡単で、餌代もあまりかからない。さらに5羽のメンドリからスタートしたとして、    1月号-70  近所から1羽のオンドリを借りて卵を産ませれば、3カ月もすれば40羽のヒヨコを持つことができ、大人の鶏は1羽5ドルで売れる。もちろん卵も取れる。そしてビル・ゲイツさんはアフリカに10万羽の鶏を寄贈したそうです。牛は生まれてから子牛を産めるようになるまで2年以上。豚は1年。鶏は半年で、卵を産めるようになります。そして何より飼育コストがすごく安い。だから大航海時代などでは船の上で鶏を飼っていました。それがいまや宇宙ステーションや、火星移住のときのために鶏を飼う研究が行われているそうです。現在、年間で消費されるブロイラー(肉養鶏)は推定で650億羽もいるそうです。日本人が1年間に食べる卵は鶏が人類に飼われるようになったのは7000年前。しかし当初の目的はどうも食べるためではなかったらしいのです。古代エジプトでは、姿や鳴き声を楽しんだり闘鶏を楽しんだりしていたそうな。これは日本も一緒で、日本では戦         

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