おもしろコラム1月号2024
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現代人の足腰は、車、家電の発達に伴い、どんどん弱っています。過剰なサービスや過保護は、結果的に寝たきりを招きます。どんどん歩くこと、階段を昇ることは足腰を鍛え、筋肉と骨を強め、生命力である腎を守ります。危ないから歩かない・・・のではなく、こうすれば歩けるという工夫をどんどんしてゆくことが、老化予防につながります。     (薬剤師、薬食同源アドバイザー         老死と料理老死について取り上げていた深夜のテレビ番組を最後まで見てしまった。最近、老死に関する研究が世界中で盛んになっているとのことで、延命措置をせずに、自然死を迎えることに関心が集まっているという。これまで、死ななかった人間はいなかったわけで、後期高齢者の場合、病と闘っても、闘わなくても寿命にほとんど差がないという研究も紹介されていた。死を自然なものとして受け入れることだという関係医師の言葉に合点がいった。徐々に細胞分裂の速度がなくなり、体重も減ってきて、食事の量も少なくなり、最後は、食べなくなり、枯れ木のごとく終焉を迎えるのが自然の状態だという。赤ちゃんと老人はあまり痛みを感じないような脳構造になっていると聞いたこともある。高田理恵絵:吉田たつちか)201001   /-      1月号-78  

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