おもしろコラム1月号2024
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身体の深部を温めるので、とても効果が上がるのです。               ガメ(亀虫)の大量発生と、この冬の病気昨年は、畑及び花壇にガメ(亀虫)が大量に発生していました。強烈なニオイを放ちながら、薬局内にも紛れ込んでくるのでたまりません。ご近所の話でも、やはり異常にガメが多いとのこと。私達の地方(岐阜県)では、昔からガメが多いと、その年の冬は雪が多く降り積もると言われています。すでに、何人かのご年配の方々から、「今年は雪が多いに!」とお聞きしており、しかも、このガメ予報は外れた試しがありません。その秘密を中医学から紐解いてみましょう。皆さん驚かれるかもしれませんが、亀虫は別名、九香虫(キュウコウチュウ)と呼ばれ、動物性の生薬(漢方薬)として取り扱われています。その働きは、①温腎助陽、行気止痛:腎を温め生命力を補い足腰の痛みをとって老化を防ぐ②疏肝理気、温裏止痛:気の滞りを通して、内臓の冷えと痛みをとる。冷えで足腰が痛んだり、胃腸が動かず食欲がなくお腹が痛い、お腹がパンパンに張る。またストレスによる胃の不調等の症状に適応する薬味です。ガメの大量発生する年は、冷え込みが強く大雪が降りやすいので、冷えと痛みの症状が多発する。からこの虫が役立つのかも知れませんね。こちらの薬局の方剤では、大熊柳という商品名の方剤の中に、この九香虫が入っています。薬剤師、薬食同源アドバイザー高田理恵絵:吉田たつちか(/.    )20051    1月号-94  

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