おもしろコラム2月号2024
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そういえば、小生が田舎暮らしを初めてそろそろ18年になる。妻を亡くし、仕事もセミリタイアしたのを契機にこちらに定住したのだが、当初はほそぼそと続けていたネット書店(自動車整備専門)も、コロナ以降逆に売上が伸びているし、親友のNPO法人のホームページや電子書籍の編集などで、いつのまにか仕事量が増えてしまっている。気がつけば、今話題になっているリモーワークをもう20年近くもやっていることになる。先日もある会社の女子社員から、リモートワークの先駆者ですねとおだてられた。もちろん、全ての職種でリモートワークが可能かといえば、否ではあるが、少なくとも、東京一極集中は大幅に緩和されることは明らかだ。日本は特に、大きなダメージに合わないと世の中の仕組みを変えられない、既得権益を打破できない国民性があるようだが、変えるとなると、急激に変えることができる国民性でもある。明治維新然り、戦後復興然りだ。これからの、日本がどのように大きく生まれ変わるのかを見届けてからフェードアウトしたいものだ。リモートワークのおかげで、後期高齢者でも、少しばかりではあるが、税金を払える仕事ができるのが嬉しい。        (ジャーナリスト 井上勝彦絵:吉田たつちか)202102/-    2月号-123

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