おもしろコラム2月号2024
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  好きなものだけ見せられる時代(NHKを除く)が広告料の一本足打法なので、広告料の減収某大手テレビ局が希望退職者募るとのニュースが流れた。事実上の人員整理である。長らく時代の寵児であったテレビがインターネットに追いつかれ追い越された。新聞が購読料と広告料の2本立ての収益モデルなのに対してテレビ    2月号-126  はより深刻である。背に腹は代えられないとばかり朝から晩まで高齢者を対象にした健康食品や健康器具の広告に放映枠を占領され、若者はもとより、高齢者にもそっぽを向かれている。気が付けば小生も最近ほとんどテレビを見ない。見るのは、かろうじて相撲中継程度だ。もっぱら、ネットの映画配信を大型テレビに映して楽しんでいる。また、YouTubeを筆頭とした動画配信にもはまっている。テレビが時間の制約があるにせよ、識者などの言説を切り取り編集して一方的な情報を垂れ流しているのに対して、ネット配信では、30分でも1時間でも一次情報、    

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