おもしろコラム2月号2024
128/136

深堀した話が生で聴けるのがいい。日本の新聞の多くが無責任な署名なし記事なのに対し、本人が直接語るので聴きでがある。ネット配信で最近はまっているのが、以下の3人の天才だ。※出口治明=ライフネット生命保険株式会社創業者、立命館アジア太平洋大学学長。『人・本・旅』から学べと説く。※成田悠輔=中高では不登校、東大経済学部主席卒業、イェール大学助教授。半熟仮想株式会社代表取締役。※岡田斗司夫=知能指数が148サブカルチャー、「オタクのカリスマ」各氏の既存知識・常識にとらわれない自由でユニークな発想での言説は一聴の価値がある。ネット社会ではアルゴリズム(コンピュータを使ってプログラムで問題を解決するための手順)により、一度検索した言葉や一度見た動画をもとに関連する情報が閲覧者に何度も届く。そのため、上記各氏の論説を連続して拝聴することが容易だ。逆に、偏った情報だけが表示されるという弊害も指摘されている。新聞やテレビ以上に偏った情報に影響される時代になっていることも自覚する必要がある。その意味では新聞もテレビもなんとか生き残ってもらいたいと切望している。              (ジャーナリスト 井上勝彦絵:吉田たつちか)202202/-       2月号-127

元のページ  ../index.html#128

このブックを見る