おもしろコラム2月号2024
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/-   度が大きくなったときに、扇形や六角形のとがった模様の 「樹枝状」の氷の結晶ができあがるのです。       (文:気象予報士・小説家 ても凍らないということは「過飽和」「過冷却」の状態なのです。実は雪の結晶の形をさまざまに変えるのは、気温と、水についての飽和との関係によるのです。気温がマイナス0〜10℃と、マイナス20数度以下で、比較的低い過飽和度で凍った場合、その結晶は六角形の柱状になります。さらに過飽和度が大きくなると角柱が何重にも重なったような角柱、さらに大きくなるとさや状や針状になります。そして抜けていたマイナス10〜20数℃で氷になった場合は、過飽和度の低い順に、六角形の厚めの板状、そしてそれが重なった板状、次に角状の板となり、さらに過飽和チャーリー絵:吉田たつちか)2009022月号-31

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