おもしろコラム2月号2024
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どうして食べ過ぎが?と思われるかもしれませんが、ものを体に入れるという行為は、体を栄養する前に、大変に体に負担をかける行為だということを認識しておく必要があります。食べ物が体内に入ると、体の免疫システムが働いて必要なものと不必要なものがチェックされ、体にとって負担がかかるものは解毒処理されてゆきます。のべつまくなしに、大量の食物が入ってこれば、体は五臓をフル稼働させて、この解毒システムを働かせねばなりません。当然五臓は過労の状態に陥っています。そのような状況で、ウイルス等が入ってきても、もはや処理するシステムがオーバーワーク状態なのですから、片    2月号-42  手落ちとなり発病するわけです。ご馳走が続いた後は、野菜のスープや、大根料理、お粥、タンポポ茶等で解毒をはかり、ぐっと少食にしてみると、免疫力が回復し、風邪を寄せ付けなくなります。そして、風邪をひいたら、当然ご馳走を止めて、胃腸に負担がかからないお粥を少量にとどめて、いち早く眠ることを心がけてくださいね。     (薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵絵:そねたあゆみ)201302/-      

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