おもしろコラム2月号2024
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生活の中で〜せねばならない、という感情や、辛抱せねばならないという感情が多いのではありませんか?これらの考え方は、常に「もっと頑張らなくちゃ!」と体に指令を送り、交感神経をとめどなく刺激してゆきます。体は、ご主人様の指令どおりに動こうとしますので「イヤだな、もう休みたいし、ぐうたらしたいし、疲れた!」と体が悲鳴をあげていても、ご主人様が「頑張らねば!」と言えば、イヤイヤでも頑張らざるを得ないのです。そして交感神経がいつも刺激される結果、血流が細くなり、筋肉が冷えて硬くなり、各臓器の柔軟性を失って、「首が回らない、喉が詰まる、背中が痛む、息苦しい」などの症状が現れます。体が「辛いよ〜もうこれ以上頑張れない、ご主人様助けて〜!」と症状になって悲鳴をあげているのですね。これを解決するためには、〜せねば!という考え方を、〜やりたい!という脳が楽しみワクワクするような考え方に置き換える必要があります。はじめは難しくても、無理矢理にでも「楽しいな、有り難いな!」と思って行動を起こしてみるとよいですね。そうすれば、体はその感情に反応し、気の巡りがよくなり、血流が良くなり、体も柔らかくなってきます。これさえできれば8割完治です。残り2割は、副交感神経を刺激し、リラックスする養生をします。1、精製白糖(甘いモノ)を止めて、玄米を中心にした和食を取入れ、腸管を刺激する2、不安に襲われたら、お腹まで深く息を入れ、細くて長い息を吐く深呼吸を行い、大丈夫!と瞑想する3、督脈沿い、特に大椎付近と仙骨付近(副交感神経に通じている部分)を、ビワ温灸やコンニャク湿布などを取入れてお手当てする4、夜はものを考えず、寝る時間!頭で堂々巡りすると、極度に消耗してしまいます。5、最後にこれらを後押しする、脳を養う新ノーゲン等を補うこと等ご参考くださいね。     (薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵絵:そねたあゆみ)201602/-          2月号-46  

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