おもしろコラム2月号2024
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  養殖は世界を救う!      この前、テレビでいろいろな養殖を特集してたのですよ。その中で、魚の養殖業を営んでいるオジサンがおもしろいことを言っておりました。 「松坂牛も神戸牛も、薩摩の黒ブタも、言ってみればみんな養殖じゃないですか! のほうがブランドになりますよ」したり名言!!確かに、野牛よりも人間が食用に育てた牛のほうがウマイに違いありません。ところが、日本では魚に限り養殖より天然のほうが美味しいと言われていて、一種のところが養殖の技術が進み、いまでは天然ものと養殖とでは、味に差がないどころかむしろ養殖の方が美味しいさえ言われています。先日も近畿大学がマグロの完全養殖に成功したというニュースがありました。いま日本人が好むマグロは脂の乗った大トロ・中トロ。ところが天然もののマグロでは、大トロや中トロが取れる部位は20%程度と少ないのですが、養殖だと40%が中トロ。30%が大トロ。残りが赤身と、高級な部位が多く含まれています。また、いま天然マグロは水銀の含有量が多いため、妊婦さんは食べるのに注意が必要とされています。 然マグロが餌にしている小魚を大量に食べるためですが、養殖の場合、天然マグロほどの運動をしないため、それほど多くの小魚を食べる必要がありません。またマグロは長く生きれば生きるほど、体内に水銀を溜め込むことになるのですが、養殖の場合、大型化する前に魚介類だって、そのうち養殖天然もの信仰があります。これは天   ””        2月号-60  

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