おもしろコラム2月号2024
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要。これはニホンウナギもそうで、ウナギもいつ絶滅してもおかしくない状態なのです。ウナギを絶滅から救うためには、世界の人たちがウナギを食べるのをやめるか、養殖の技術を高めて安価で安定供給するしかないというわけ。幸いウナギの完全養殖に成功しており、後は実用化の開発が待たれます。思えば現代人だって、いわば養殖されているようなもの。人間だって、とかアフリカとかで野生に近い状態で住んでいる人より、先進国に住んでいる人の方が長生きだし、医療や教育も発達しているから健康で長生きしています。ただしわたしに関しては野生! けてきました。とほほ……     (食文化研究家         歯に合った食事私達にとって理想的な食事を考えたとき、歯の構造を見るとそれがわかります。ヒトの歯は全部で32本あり、そのうちの20本が、穀物をすりつぶすための臼歯です。そして葉っぱをかみ切る門歯が8本、肉をひきさく犬歯が4本です。肉食のライオンやヒョウは、肉をひきさく歯を、そしてコアラなどの草食動物は、葉っぱをかみ切る歯をもっており、それぞれの歯の構造に合った食事をしています。いえ! 巨椋修絵:そねたあゆみ)201402野生というより野獣! 野獣と書いて「ノケモノ」と読む! なんか泣    2月号-62     /-    

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